眼の病気

霰粒腫

さんりゅうしゅ

霰粒腫

どんな病気?

まぶたのなかには眼の表面の涙の蒸発を防ぐために、油を供給する腺があります。
まぶたの中にある油を供給している腺が詰まり、油が中に溜まって、これが異物として反応することで、しこりができます。


検査について

顕微鏡で詳しくまぶたを診察します。


治療について

  • しこりは油に反応した、炎症反応でできているので、ステロイドという炎症を鎮めるお薬をまぶたの上から塗ります。ステロイドの軟膏を長く使うと皮膚が薄くなったり赤みが強くなったりすることがあります。
  • 痛みがある場合には、この霰粒腫に細菌がついているので、抗生物質の目薬も一緒に使います。
  • 子供さんでは、多くの場合は切らずに治りますが、非常に長い期間かかります。
  • しこりが小さくなっても芯が残って見た目が気になったり違和感がある場合は、切開して摘出します。
  • まぶたにひきつれがのこり、まぶたの形が変形することがあります。