眼の病気

黄斑上膜(網膜前膜)

おうはんじょうまく(もうまくぜんまく)

硝子体

どんな病気?

黄斑と呼ばれる網膜の中心部分の上側に膜が張っています。硝子体が網膜の上に取り残されて硬くなったものです。ひきつれると歪みにつながります。

急に悪くなることは少ないですが、ゆっくり進行することがあり、定期的に、歪みや見え方の大きさの左右差をチェックすることが肝心です。

黄斑上膜(網膜前膜)

正常な網膜と黄斑上膜(網膜前膜)


検査について

当院では、歪みや見え方の大きさの左右差を図ることのできる特殊検査(Mチャート、アニサイコニアテスト)が可能です。
悪化がないか定期チェックをしましょう。


手術について

  • 手術のタイミングとしては、ゆがみや見え方の大きさの左右差が強くなりすぎる前がよいと考えています。
  • 歪みは手術後、2年ほどかけてゆっくりよくなりますが、歪みが強いと、まっすぐに戻ることはあまりありません。
  • 見え方の大きさの左右差は手術をしてもほとんど戻らないことがわかっています。
  • 当院では日帰り硝子体手術が可能です。